プロジェクトマネジメント全般についてのページです。
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心理的問題は、一般的にビジネスの世界においては表面化させるのを嫌う雰囲
気があり公式に文書化することが困難でした。しかしながらプロジェクトマネ
ジャー等における行動の基本的認識の過ちに起因する問題が多発しており,こ
れらの問題はプロジェクトの成否に重大な影響を及ぼしています。 プロジェ
クト成功のための大前提は,参加主要メンバーによってその目的に対する認識
が正確になされていることであり、とりわけプロジェクトマネジャーにおける
正しい認識およびそれに基づく適正な行動が必須要件です。
提供した自己診断問題は,長年に渡り多数のプロジェクトにおいて収集してき
た経験則をもとに、多くのリーダまたはメンバーが陥りがちな認識の過ちおよ
び行動の過ちに関して精選したものです。
各問題における事象は、主にソフトウエア開発プロジェクトにおけるマネジメ
ントに起因するQCDに係わる重大トラブル対応および重要問題処理等の過程
において収集されたものです。
提示された自己診断シートは更に多数のプロジェクトマネジャーにおいて利用
されることにより改定され、進化され、汎用化に耐えるものにされるべきもの
です。 本PM能力自己診断の基本的コンセプトは,過去の失敗に学ぶことに
よる誤認識および誤った行動の是正です。
次から次へと襲いかかる幕末の大飢饉の中で、革命的な農政改革や600もの
農村の復興を手掛けた金次郎が、現代に甦ってプロジェクトマネージャになっ
たら、きっとこんなことを実行するだろうと妄想しました。
ソフトウエアシステムが巨大化、複雑化する中にあってプロジェクトマネジメントの重要性は
増す一方です。 プロジェクトの効率を第一番の目標とするプロジェクトマネジメントの手法
については、標準的な手法および種々の手法が提供されていますが、システム開発問題
等の根本的解決には至っていません。 本書はプロジェクトの成否のキーパソンであるプロ
ジェクトマネジャーの人間心理の側面に着目し、その認識の誤り・ゆがみを修正することによ
り、ソフトウエア開発プロジェクトを成功に導くことを目的としたものです。