ためになった書物のエッセンス集です。各項目をクリックしてご覧ください。
◎日本人と組織(2007年6月10日発行、㈱角川グループパブリッシング)
▼日本と西欧の契約概念の決定的な違い
▼日本社会に根付く”血族社会的純血性”と”口伝律法”
▼組織の強力な中心を排する日本の「枠」文化
▼日本の組織に必要な「時間的」発想
▼組織を”読み”、”注記”を加える方法
▼過去の”索引化”による組織の再構築
◎二宮金次郎の仕法
(二宮翁夜話、原著; 福住正兄著、佐々井海典比古訳注、現代版報徳全書8、一円融合会刊)
原著は現代においても非常に有益な書であるが、上下巻合わせて四百頁をこえる大著であるため、現代の読者、特に若者層においては読み通すことになかなか忍耐が必要になるものと思われる。尊徳の有益な思想をより広くの若者層に伝えたく、原著において特にインパクトの強い部分を採録し、文体もよりくだけた形とした。 なお章だてについて、「巻」「篇」の表記を「章」に修正した。(PMファクトリー記)
◎それは私の担当ではありません(ピーター・グレン著 川勝久・門田美鈴訳、ダイヤモンド社刊)
ちはいいサービスを受けてもいないし、提供してもいない。品質が落ちているのもサービスが悪いのも当たり前と、たいしてがっかりすることもなくなっている。
この国では不平をもらすことで一致団結している。「それは私の担当じゃありません」というのが国歌になっているのだ。
◎安心・安全の心理学(海保博之・宮本聡介著 新曜社刊 初版第1刷2007年2月20日)
第1部 危険予知の心の技法
第2部 安全保持の心の技法
第3部 危険対処の心の技法
第4部 安全・安心回復の心の技法
◎心の潜在力 プラシーボ効果(広瀬弘忠著、朝日選書刊)
プラシーボ(placebo)という言葉は、もともと「喜ばせる」「なだめる」という意味のラテン語からきている。
偽薬はもちろん、心理療法も伝統医療や宗教も、”いやし”のプラシーボ効果をもっている。わたしたちの言葉そのものもまたプラシーボ効果を生み出す。言葉がもたらすプラシーボ効果を、専門家は、「プラシーボなきプラシーボ効果」と呼ぶ。