IT組織 失敗の方程式


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IT組織 失敗の方程式~分断と丸投げの行き着く所
私たちの経験則によって導き出された真理は、私たちに「成功の方程式を追い求めるのではなく、失敗の方程式を追求せよ」と語りかけているように思われます。
 そういうわけで本書においては、どのようにすればIT組織が潰れるのかという視点に立って我々の失敗の本質を明らかにしていきたいと思います。その本質が分かれば、幾百幾千の成功の指南書を追いかけることに無益な労を費やすことなく、失敗の方程式が示すところの失敗のパターンを回避することが逆に現実的な成功の実りを獲得できる有効な方法になるものと思われます。
shippai_houteishiki20170515.pdf
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目次 

はじめに p1 

第1章 あなたの組織はこうなってはいませんか p2 

1.潰れた組織の悲惨な状況 p2 

2.機能不全に陥っている組織の特徴 p3 

第2章 組織崩壊の一里塚~こうすれば組織は潰れる p5 

1.組織の細分化が招く弊害 p5 

2.コミュニケーションの断絶が招く弊害 p6 

3.組織ミッションの不透明化 p7 

4.動機付けの喪失(コストドライブ対プロフィットドライブ) p7 

5.組織構成員の高齢化と管理職ポストのばらまき p8 

第3章 多重請負構造と丸投げが招くもの p9 

1.外部委託と丸投げ p9 

2.丸投げは破滅地獄への一里塚 p10 

3.なぜ丸投げをするのか p12 

4.IT業界における丸投げの実態 p15 

第4章 開発組織崩壊の背景~日本株式会社の深層崩壊 p21 

1.丸投げによる人および組織の崩壊 p21 

2.日本の組織の現状 p21 

3.伝統的「和」の組織の劣化 p22 

4.バブル崩壊による市場の収縮 p24 

5.グローバル化による利益至上主義 p25 

6.日本的「タテ」組織の深層崩壊 p27 

第5章 開発組織再生への道筋~こうすれば潰れた組織は再生できる p30 

1.我々の現在の姿 p30 

2.分断から統合へ p32 

3.丸投げからの脱却 p33 

4. 組織再生に向けたアクション p37 

5.新しい組織の姿 p45 

6.組織再生の具体策 p45 

おわりに p48